耐切創,特殊用途手袋
耐切創手袋の必要性、切創事故対策
耐切創手袋とは、建設現場や工場、ガラス加工など鋭利な刃物を使用して行う作業をする際に手を切ってしまう事故を防ぐために手を保護する手袋のことです。耐切創レベルがあり、作業の危険度に合わせて適切なレベルの手袋を使用します。耐切創だけでなく滑り止め付きのもの、耐油性のものなど性能が組み合わせられているものも多く販売されているので、作業内容に合ったものを選びましょう。また、薄手のものは作業用手袋のインナーとしても使用することができ便利です。
切創事故がもたらす影響
現場における切創事故は、鉄板やガラス、刃物やエッジの立った部品の取扱いなど、様々な要因で発生します。
- 刃物(包丁・カッターなど)を扱う際
- 刃物の取扱いに対し注意を怠ると、誤って手や指を切ってしまう恐れがあります。
- 鉄板・ガラスなどを扱う際
- 鉄板・ガラスなどの運搬や加工作業では、取り扱いを誤ると、重大な切創事故につながる恐れがあります。
- 基板・パネルなどを扱う際
- エッジの立った精密機器(基板・パネルなど)を扱う際、切創事故はもとより、鋭利な部分で手袋を切ってしまうことによる異物混入の恐れがあります。
切創事故対策について
切創事故を防ぐためには、現場の中でケガや事故の原因を特定し、作業環境や工具・機械の取扱いに十分注意しましょう。また、耐切創繊維の保護具を着用することが、切創事故防止にはとても重要です。
工具や製品などを扱う「手」に関しても、切創事故対策用ではない手袋をはめて作業を行うと、重大な切創事故を引き起こす恐れがあります。万が一の事故が起こる前に、そして赤チン災害やヒヤリ・ハットを未然に防ぐためにも、作業内容に適した手袋を選びましょう。